hiroshima hut

●設計事例の所在地: 
広島県広島市
●面積(坪): 
25
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

構造を外周部の厚いアクリルでつくる事で、なるべく透明で、内部での生活が外部の環境に近づくよう計画しました。アクリルは、大判をつくっても建具枠をつくる必要がなく、ペアガラスよりも高い断熱性能を持った素材です。内部は透明度の高いエキスパンドメタルで緩やかに囲うことで、 ものをかけたり、もたれたりできるようなきっかけを与えています。人工的で直線的なものではなく、なるべく自然に近い、やわらかいもので覆うだけで領域を囲うような建物となりました。この被いがある事で、何もなかった空間にいきなりものが置かれるような雑多さが、透明性を保ちながら綺麗にものが置かれて行くきっかけになるのではないかと考えています。
キッチンの天板が外の地面と続いていって、例えば鹿がつくっているものを覗き込んでしまうような風景が出来ていけば思っています。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

周囲にいる動物も通り抜けてしまうような建物

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

広島北部のどかな田園風景が広がる敷地に、周囲にいる動物も通り抜けてしまうような、そんな建物を依頼さました。小さな丘の上に家具や生活品がぱらぱらとばらまかれた様な風景を考えました。
まるで 周囲の動物達の間に日常の生活が入りこんで混ざり合うかのような状態が出来上がっています。その風景の上には薄い屋根がふわっと浮いていて、人がいる場所に影をつくるような建物をつくりました。

外周部はすべて厚いアクリルで囲う事で、なるべく透明で、内部での生活が外部の環境に近づくよう計画しました。アクリルは、大判をつくっても建具枠をつくる必要がなく、ペアガラスよりも高い断熱性能を持った素材です。内部は透明度の高いエキスパンドメタルで緩やかに囲うことで、 ものをかけたり、もたれたりできるようなきっかけを与えています。人工的で直線的なものではなく、なるべく自然に近い、やわらかいもので覆うだけで領域を囲うような建物となりました。この被いがある事で、何もなかった空間にいきなりものが置かれるような雑多さが、透明性を保ちながら綺麗にものが置かれて行くきっかけになるのではないかと考えています。
キッチンの天板が外の地面と続いていって、例えば鹿がつくっているものを覗き込んでしまうような風景が出来ていけば思っています。

その他の画像: 

設計者

ユーザー アトリエトート 安田智紀 の写真
オフライン
Last seen: 1年 1ヶ月 前
登録日: 2017-01-12 17:20